21日に東京競馬場で行われる
フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダート1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが10番。3回で3番、6番、12番、14番が続く。一度も馬券に絡めていないのは1番、8番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-18/19 複勝率5.3% 複勝回収率13%
2枠 2-1-2-14/19 複勝率26.3% 複勝回収率91%
3枠 0-2-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率64%
4枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率12%
5枠 0-1-5-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率65%
6枠 3-0-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率37%
7枠 2-3-0-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率207%
8枠 1-2-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率153%
1〜2枠で3勝、6〜8枠で6勝と、優勝馬は内か外かというメリハリのある結末となっている。
芝スタート、下りスタートかつ初角までの距離もあるため、ペースは上がりやすいコース形態で、内枠を引いた馬が揉まれるのを嫌って出していくと、ハイペースに巻き込まれてしまうという構図が見てとれる。特に1枠は悲惨で、13年に
グレープブランデーが優勝したのみ。それ以外の延べ18頭は馬券に絡むことが出来ていない。
人気薄に絞ってデータを見ると、やはり外枠の優位性が見えてくる。4番人気以下での成績を比較すると下記の通り。
1〜4枠 0-2-4-61/67 複勝率9.0% 複勝回収率38%
5〜8枠 3-3-1-54/61 複勝率11.5% 複勝回収率118%
14年16番人気1着の
コパノリッキー(13番)、20年16番人気2着の
ケイティブレイブ(16番)と、2度も最低人気が外枠から馬券に絡んでいるのは頭に留めておくべきだろう。穴馬探しも外枠から始めるのが得策だ。