昨年、無敗で3歳牝馬三冠を達成した
デアリングタクト(栗東・
杉山晴紀厩舎)。前走後は一旦放牧に出されており、2月10日に宇治田原優駿ステーブルから栗東へ帰厩。今朝24日は次走予定の
金鯱賞(3月14日・中京芝2000m)に向けた2週前追い切りを行っている。
松山弘平騎手を背に、1回目のハローが終了したCWコースへ入場。単走だったが、前後には他厩舎の併せ馬などが多い時間帯ということもあり、向正面では少し行きたがっているのかなという素振り。しかし、ずっとコンビを組んでいるこの人馬、うまくなだめてロスのない走りで4コーナーから最後の直線へ。
ゴールが近くなることを馬自身が把握しているのか、重心の低い走りになって、素晴らしい動きでフィニッシュ。時計は6F83.8〜5F68.0〜4F53.4〜3F39.7〜1F12.5秒と決して速い数字ではないが、動きに無駄がない。今回の調教でCW追い切りはこれが1本目だっただけに、次週以降はもっと機敏な動きを見せてくるだろう。