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阪急杯・G3」(28日、阪神)
インディチャンプは栗東坂路の併せ馬で1馬身遅れ。全体時計は優秀だったが、最後は甘くなっていた。前哨戦とはいえ、G1・2勝馬が貫禄を示すか。
前哨戦とはいえ、やや不満が残る内容だった。
インディチャンプは栗東坂路で攻め駆けする
ファンタジステラ(7歳3勝クラス)との併せ馬。徐々にペースを上げたが、ラストで甘さを見せて1馬身遅れでフィニッシュとなった。4F50秒8-37秒6-13秒0。全体時計は十分な数字だったが、完調には一歩手前の様子だった。
手綱を取った生野助手は「全体の時計を出しに行くのは予定通り。その結果、ラストのタイムはかかって止まってしまいましたね。でも、追うごとに少しずつ体は絞れてきたし、まずまずの仕上がり」と前向き。一方、音無師は「放牧先から500キロオーバーで帰ってきて、先週の段階でも490キロ以上あった。この(寒い)時季は馬体が絞れない。次を考えることなく目イチの仕上げのつもりだったが、太めが残りそうですね」と慎重な口ぶりだった。
目標は次の大舞台とはいえ、G1・2勝馬として貫禄を示したいメンバー構成。指揮官は「年を重ねてス
プリンターの体になってきたね。前走の阪神Cは後ろから行って届かなかった。だから、ここは中団ぐらいにはつけてほしい」とレースのイメージを描いていた。結果を残して次のステージへ。G3で地力を示し、短距離界の頂点へ視界を広げる。
提供:デイリースポーツ