28日に中山競馬場で行われる
中山記念(4歳上・GII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ステイゴールド、
ローエングリンが続き、2回が
ネオユニヴァース、
ハーツクライ、
キングカメハメハ、
オルフェーヴル、
ホワイトマズルとなっている。
ハーツクライ産駒は「2-0-0-3」。同年の緒戦として出走した14年
ジャスタウェイ(2人気)と15年
ヌーヴォレコルト(3人気)が勝ち馬として名を連ねている。どちらもG1勝利実績がありながら断然の1人気にはなっておらず、単勝オッズも5倍前後といくらか妙味を兼ね備えていた。今年は
ゴーフォザサミット、
ヒシイグアスの2頭が出走予定。
初出走となる
ナカヤマフェスタ産駒は
バビットが上位人気と目される。父系祖
父ステイゴールドは種牡馬として
中山記念で3勝を挙げる活躍を見せており、直近2年は孫世代にあたる
ラッキーライラックも2年連続で2着に好走。
ステイゴールドの後継種牡馬としても動向が注目される。
ローエングリン産駒は「0-1-2-2」。3着以内への好走例はいずれもリピーターとして活躍した
ロゴタイプによるものだが、
ローエングリン自身も
中山記念で「2-0-1-0」という実績を残している。今年は
トーセンスーリヤが出走予定。
ロードカナロア産駒は「0-0-1-0」。19年
ステルヴィオは上がり3F最速となる末脚を駆使して3着(勝ち馬とはタイム差なし)に好走。なお、同馬は同コースで施行された18年
スプリングSの勝ち馬でもあった。今年は
ケイデンスコール、
パンサラッサの2頭が出走予定。