「
阪急杯・G3」(28日・阪神)
圧巻の復活劇を見せつけた。
レシステンシアは馬なりでハナに立つと、道中はため逃げの形で運び、直線入り口で
ゴーサイン。反応鋭く
トップギアが入ると一気に突き放し、後続に2馬身差をつけて押し切った。勝ちタイム1分19秒2はコースレコードだった。
2歳レース&コースレコードで制した19年
阪神JF以来のV。北村友は「強かったです。2番手でもいいと思っていましたが、途中からスピードの違いでハナへ行ったので、逆らわずに。勝ててホッとしています」と、1番人気の期待に応え胸をなで下ろした。
中間は栗東坂路で4F50秒台を2度マークするなどハードな負荷を課したが、それでも馬体重はプラス8キロ。松下師は「調教で動いていましたし、これで勝てなかったら、どうしていいか分からないと思っていました。馬が成長しています」と充実ぶりに目を細めた。
今後は優先出走権を得た
高松宮記念(3月28日・中京)で初のス
プリント戦に挑むか、阪神牝馬S(4月10日・阪神)からヴィクトリアM(5月16日・東京)に向かう予定だ。「状態を見て、オーナーと相談して決めたいと思います」と指揮官。輝きを取り戻し、堂々と大舞台を目指す。
提供:デイリースポーツ