過去5年の
桜花賞で3着以内になった15頭中、9頭は
チューリップ賞からの臨戦だった。近年は主役候補が
桜花賞へ直行するケースも増えていて、以前と比べると小粒なメンバー構成になることもあるが、重要度の高い
トライアルという位置付けは変わらない。
1.阪神JF組強し
過去10年間、阪神JFからの直行だった馬は[8-3-6-10]で複勝率63.0%。5着以内だった馬に限定すると[7-1-5-5]で複勝率72.2%にも上る。能力やコース経験に加えて、間隔の余裕も好成績につながっているものと考えられる。
2.キレ味が要求される
過去5年で3着以内に入った15頭中、13頭は上がり3ハロン33秒台の末脚を使っていた。良馬場であれば、上がり3F34秒0を切れるかどうかが勝ち負けするための必要条件になる。
3.前走の4角位置に注目
過去10年、前走で4角先頭の競馬をしていた馬は[0-0-1-5]。唯一3着以内に入ったのは昨年1番人気で3着の
レシステンシアのみ。4角3番手以内も[2-2-3-35]で複勝率16.7%にとどまる。対して、前走で4角7番手以下だった馬は[7-5-6-41]で複勝率30.5%。控えてきた馬の方が成績が良い。
メイケイエールは前走の阪神JFで大外枠から早めに動いて上がり3ハロン34秒0をマークし4着。今の馬場なら上がり33秒台は出せるだろう。折り合いという課題はあるが、ここに入れば地力上位。2度目のマイルで距離を克服して、重賞3勝目を期待したい。