「
チューリップ賞・G2」(6日、阪神)
いざ、リベンジの春へ-。
阪神JF4着の
メイケイエールが今季の始動戦を迎える。
2020年8月のデビューから、新馬戦→
小倉2歳S→ファンタジーSと破竹の3連勝。戦績が示すように秘める能力は間違いなく世代トップクラス。ただ、気性の激しさに課題を残す。象徴的だったのはファンタジーSで、向正面から3角まで掛かり通し。それにもかかわらず、直線では余力十分に差し切った。
初のマイル戦だった前走も道中で折り合いを欠きながら、4角は外から抜群の手応えで進出。最後は差されてしまったが、武英師は「ユタカさんが『一番強い競馬をした』って言ってくれました。あの内容ならG1でもと思いました」と前を向く。そして「調教でも(手綱を)離した時の瞬発力は、今までにないような馬」と普段から調教にまたがり、相当な能力を感じ取っている。
この中間も引き続き、課題の気性面の改善に注力してきた。「暮れのG1と同じメニューをこなしています。オーバーワークを避けることがテーマ。(気性面は)調教では少しずつ良くなっています」と成果を実感する。まずは前哨戦で、大人の走りを披露してみせる。
提供:デイリースポーツ