東西で9人の新規調教師が1日付で厩舎を開業。中でも注目は騎手として、JRA通算1586勝を挙げた
四位洋文調教師(48)=栗東=だ。競走馬への感謝を胸に、トップトレーナーを目指していく。
騎手時代にダービーで2勝を挙げた“勝負師”が腕ぶす。第2の人生のスター
トラインに立った四位師が、穏やかな表情ながらも、眼光鋭く「頑張るしかない。一流の厩舎にならないと駄目でしょう!」ときっぱりと言い切った。
誰もが認める卓越した騎乗技術は、調教師として大きなアドバンテージ。また、技術調教師時代には藤沢和師、千田師の元で修業を積み、ノウハウを学んだ。「すごくいい経験をさせてもらった。いいエッセンスを盗めたと思います」。視線の先には既に、大舞台が思い描かれていることだろう。
騎手時代と同様に“馬優先主義”も垣間見える。「馬は口がきけませんからね。馬の気持ちをしっかりと理解してあげることは、われわれ人間の責任。いい競走馬生活を送れるように、最善のことをしてあげたい」。競走馬への感謝の思いを胸に、初陣に挑む。
今週は阪神と小倉に計3頭がスタンバイ。「未勝利馬ですが、能力的には1勝クラスでも」と期待を込める、日曜小倉8R
サマービートは楽しみな一頭だ。
提供:デイリースポーツ