「オーシャンS・G3」(6日、中山)
鮮やかな復活Vだ。ゴール前で1番人気
カレンモエとの激しい競り合い。外から伸びた
コントラチェックが、しぶとく鼻差だけかわし、19年12月の
ターコイズS以来の勝ち星をゲット。11番人気という低評価を覆して、重賞3勝目をマークした。
丸山は「手応えの割にもたついたけど、最後は少し出ていたかなと思った。道中の位置取りを考えずに自分のリズムで行った。結果を出せて良かったです」と接戦を制してホッとした表情を見せた。
デビューから順調に白星を積み重ね、重賞も2勝するなど牝馬中距離路線で活躍してきた。ところが2020年は5戦して未勝利。なかなかリズムがかみ合わず、消化不良のレースが続いた。そこで藤沢和師はス
プリント路線への転向を決断。3度目の6F戦で重賞Vとスランプ脱出に成功した。
指揮官は「道中は少し掛かり気味だったが、最後までいい競馬ができた。1200メートルで新味が出たね」と満面の笑み。優先出走権を得た
高松宮記念(28日・中京)については、「行く可能性はあるよ」と明言こそ避けたが前向きな姿勢を示した。抜群のスピードを秘めた5歳牝馬が、桶狭間の電撃戦を盛り上げてくれそうだ。
提供:デイリースポーツ