「
弥生賞ディープインパクト記念・G2」(7日、中山)
4番人気の
タイトルホルダーが鮮やかに逃げ切って重賞初制覇を達成。2着は2番人気の
シュネルマイスター。2020年の無敗2歳王者で断然の1番人気だった
ダノンザキッドは、直線で追い上げたものの3着。デビューからの連勝は3で止まった。
20年の最優秀2歳牡馬
ダノンザキッドは追い込み届かず3着。単勝1・3倍の支持を受けたものの、デビュー4戦目にして初めて土がついた。マイペースで逃げた
タイトルホルダーを終始4、5馬身前方に見ながら好位を追走したが、直線を向いてもなかなか自慢の末脚に火がつかない。「
テンションが高くて、力みながら走っていた」と川田。ようやく坂を上がったゴール前で伸びたものの、時既に遅し。2着馬にも首差振り切られた。
それでも主戦は前を向く。「だからこそ前哨戦を使った。いい前哨戦だったと思うし、この敗戦を糧に本番を迎えたい」と力を込めた。安田隆師も「勝負どころでモタモタしてたね。1回使って良くなるでしょう。次につながる競馬はできた」と気持ちは同じだ。師弟でつかんだ歓喜を取り戻すべく、本番へギアを上げて行く覚悟だ。
提供:デイリースポーツ