2003年の
皐月賞・
日本ダービー(ともにGI)の二冠を制した
ネオユニヴァース(牡21)が8日、繋養先であるレックススタッドで、種付け中の事故により死亡したことがわかった。
ネオユニヴァースは2000年5月21日生まれ、
父サンデーサイレンス、
母ポインテッドパス、
その父Krisという血統。現役時代は栗東の瀬戸口勉厩舎の管理馬。
2002年11月に2歳新馬戦で初勝利。翌年、
きさらぎ賞(GIII)・
スプリングS(GII)と連勝して臨んだ
皐月賞を制してGI初制覇、続く
日本ダービーも勝利した。同年の
菊花賞(GI)は
ザッツザプレンティの3着に敗れ三冠達成はならなかった。
2004年は
大阪杯(当時GII)で始動しこれを勝利。続く
天皇賞・春は2番人気に支持されたものの10着。その後故障により結果的にこれがラストランとなった。通算成績は13戦7勝。二度のGI勝利の鞍上は短期免許時代の
M.デムーロ騎手だった。
種牡馬としては、産駒の
ヴィクトワールピサが2010年の
皐月賞・
有馬記念、2011年のドバイワールドC(いずれもGI)を制したほか、
アンライバルドと
ロジユニヴァースが2009年にそれぞれ
皐月賞・
日本ダービーの親子制覇を達成、
ネオリアリズムが2017年に香港のクイーンエリザベス2世C(G1)を勝利した。