「フィリーズR・G2」(14日、阪神)
九州産馬
ヨカヨカが、“3度目の正直”で重賞初Vを狙う。近2走はファンタジーS、
阪神JFに挑戦し、ともに5着。前走後は放牧を挟んで、充電は完了した。谷師は「体は使っても減らないけど、休ませても増えないね。ただ、ファンタジーSより、
阪神JFがグンと良くなったように、使って良くなる馬だから」と
トライアルを始動戦に定め、しっかり調整してきた。
3日の1週前追い切りでは、新コンビの幸を背に栗東CWで
シゲルモクセイ(4歳1勝クラス)と併せ馬。1秒5後方から追走し、直線は力強い伸びで6F82秒4-39秒1-12秒5を刻み半馬身先着した。2週続けて騎乗した鞍上は「先週よりも動きはしっかりしています。舞台も合いそうですね」と実戦を楽しみにする。
指揮官も「抜け出してフワッとしたのはどうかと思うけど、スピードは見せてくれた。先週より状態は上がっている」と感触は上々。「来週やればちょうどいい形で仕上がると思う。千四も立ち回りやすいんじゃないかな」と期待は大きい。
「自分も同じ九州出身ですし、頑張りたいですね」と鹿児島県生まれの幸にとっても、力が入る一戦だ。大目標の
桜花賞(4月11日・阪神)に向けた大事な戦い。九州の馬産地の夢を乗せ、念願のタイトル奪取を目指す。
提供:デイリースポーツ