サウジアラビア遠征から2月22日に帰国した藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本=が、2週間の自主隔離を終え、10日から美浦トレセンでの調教騎乗を再開した。
この2週間はトレーニングを行いながら、土日は競馬観戦して過ごしていたという。そして、先週デビューした新人女性騎手2人の騎乗もチェック済み。「私がデビューした時を思い出しました。もちろん今でも覚えています」と、5年前を思い起こしていた。
2月19日に行われた国際騎手招待競走のインターナショナルジョッキーズチャレンジは、初戦で2着に入るなど、14騎手中4位タイで終えた。「広くて乗りやすい競馬場でした。ただ勝つことはできなかったので、いつかリベンジしたい」と再出場へ意欲をのぞかせる。
今週は土日とも中山で騎乗。日曜11R・
アネモネSは
レッジャードロで臨む。「前走(
デイリー杯クイーンC=16着)はレース前から
テンションが高くて消耗してしまいました。能力があるのは初戦で見せてくれているので、あとはどれだけ落ち着いてレースに臨めるかですね」。約1カ月ぶりの国内騎乗で菜七子が魅せる。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ