過去10年の勝ち馬から、11年の
オルフェーヴル、13年の
ロゴタイプ、15年の
キタサンブラックの3頭がクラシック勝ち馬になっている。敗れた馬の中からも18年は
エポカドーロが
皐月賞を勝利し、19年は
ロジャーバローズがダービーを制した。クラシックを占う上で非常に重要な一戦。
1.逃げは苦戦気味
阪神開催だった11年を除く過去9年、4角1番手から押し切ったのは15年の
キタサンブラックのみ。3着以内で見ても、
キタサンブラック以外では16年2着の
マイネルハニーしかいない。逃げて押し切るのは難しく、直線での脚が求められるレース。
2.大型馬の
パワーが活きる
14年と15年はいずれも馬体重500kgオーバーの馬がワンツー。17年はメンバー中最高馬体重の504kgだった
プラチナヴォイスが6番人気で3着して、19年は524kgの
ディキシーナイトが7番人気で3着、昨年は490kg以上の馬が3着以内を独占した。
パワー豊富な大型馬に注目したい。
3.凡走からの巻き返しは滅多にない
過去9年、前走で5着以下だった馬は[0-0-0-31]。対して、前走1着だった馬は[6-6-4-37]で複勝率30.2%。ここで変わり身を見せてくるケースは滅多になく、前走勝ってきた馬が中心になる。
ヴェイルネビュラは前走の
ジュニアCで鋭く伸びて快勝。まだ緩さはあるが、デビュー時から比べて成長を感じさせる走りだった。新馬戦で1800mを経験しており今回の距離延長はこなせると見る。また
戸崎圭太騎手の継続騎乗も心強く、勝ち負けを期待したい。