21日に阪神競馬場で行われる
阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ハーツクライ。5回の
ステイゴールドと
ディープインパクト、2回の
ヤマニンセラフィムが続く。
ハーツクライ産駒は「2-4-0-8」。12年
ギュスターヴクライ、16年
シュヴァルグランの2頭が勝利しており、前者は
オルフェーヴルが逸走したときの勝ち馬としても知られている。なお、同産駒は1〜5人気「2-3-0-3」、6人気以下「0-1-0-5」と人気も指標にしやすい印象だ。今年は
ゴースト、
タイセイトレイルの2頭が出走予定。
ディープインパクト産駒は「1-2-2-4」。勝ち馬は17年
サトノダイヤモンドに限られるが、15年
デニムアンドルビー(7人気2着)、20年
トーセンカンビーナ(5人気2着)、20年
メイショウテンゲン(4人気3着)と伏兵の台頭も目立つ傾向にある。今年は
メイショウテンゲンが出走予定。
初出走となる
エピファネイア産駒は上位人気と目される
アリストテレスが出走予定。同産駒は距離が長ければ長いほど好走率が高まる傾向にあり、3000mという特殊な舞台だからこその魅力がありそうだ(同産駒の芝2500m以上の成績は「7-2-1-14」勝率29.2%・複勝率41.7%)。
キングカメハメハ産駒は「1-0-0-6」。昨年、延べ7頭目の出走となった
ユーキャンスマイルが2人気で勝利をつかんでいる。過去に1人気の支持を集めた馬こそいなかったが、3・4人気が4頭いたことを思うと少し物足りない成績かもしれない。今年は2連覇を目論む
ユーキャンスマイルほか、
シロニイ、
ダンスディライトが出走予定。