21日に阪神競馬場で行われる
阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが6番。4回で1番と2番が続き、3回が3番、7番、8番、10番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-0-2-6/10 複勝率40.0% 複勝回収率124%
2枠 0-2-2-6/10 複勝率40.0% 複勝回収率67%
3枠 1-1-1-8/11 複勝率27.3% 複勝回収率64%
4枠 0-1-1-9/11 複勝率18.2% 複勝回収率56%
5枠 0-0-1-11/12 複勝率8.3% 複勝回収率27%
6枠 1-4-2-8/15 複勝率46.7% 複勝回収率104%
7枠 2-0-1-14/17 複勝率17.6% 複勝回収率18%
8枠 4-2-0-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率45%
【1番人気の枠順別成績】
1枠 1-0-0-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率110%
2枠 0-1-0-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率140%
3枠 0-0-0-0/0
4枠 0-0-0-0/0
5枠 0-0-0-0/0
6枠 0-0-0-0/0
7枠 2-0-1-0/3 複勝率100.0% 複勝回収率106%
8枠 3-1-0-1/5 複勝率80.0% 複勝回収率92%
頭数が揃わないことが多く、過去10年で9回までが12頭立て以下。6〜8枠が7勝しているように、外枠でも力があれば大きな不利にはならないということだろう。実際、6〜8枠の馬が1番人気に支持された場合、5-1-1-1と安定した成績を残している(唯一着外だった20年の
キセキは、スタートで大きく出遅れていた)。
ただし、馬券妙味なら1枠に軍配があがる。19年に
ロードヴァンドールが10人気3着と激走しているほか、12年に単勝1.1倍の
オルフェーヴルを破って大金星を挙げた
ギュスターヴクライも最内枠からの発進だった。
そもそも1番人気が6-2-1-1と極めて強い一戦だが、過去10年は極端な枠に入った馬が1番人気に支持されていた。1番人気馬が中枠の場合、少しだけ気に留めておきたい事実ではある。