「フラワーC・G3」(20日、中山)
G1・5勝馬
メジロドーベルを祖母に持つ良血馬で5番人気に支持された
ホウオウイクセルが、重賞初制覇を成し遂げた。内枠から好位を確保すると道中はロスなく追走。直線で早めに抜け出すと、後続に1馬身1/4差をつける快勝劇だった。
前走の
フェアリーSは後方から外を回り2着に敗れたが、今回は一転したレース運び。丸田は「狙ってました」と作戦通りだったこと強調した上で、「枠と馬場を考えて位置を取りに行こうと思っていた」と説明。全てが思い通りに運んだ。
新馬戦からコンビを組み、4戦目でつかんだタイトルに、鞍上は「続けて乗せてもらい、チャンスを頂いたのはありがたいです」と感謝を口にした。「上手な競馬ができるこの馬の強みを生かした競馬で、これからも頑張っていきたいです」と今後の意気込みを語った。
JRA重賞初制覇となった高柳瑞師は「
桜花賞(4月11日・阪神)出走についてはオーナーと相談して決めたいと思います」と慎重な構えを見せたものの、喜びもひとしおの様子。伸び盛りの3歳牝馬が、次のステージでも頂点を目指して走り続ける。
提供:デイリースポーツ