3月28日(日)に中京競馬場で行われる
高松宮記念(GI)に出走予定の
インディチャンプ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の音無秀孝調教師のコメントは以下の通り。
「(今の心境は)強い馬はいますが、わくわくしています。
前走の
阪急杯の追い切りは(坂路の4ハロン)50秒8で今日より速かったんですが、最後の1ハロンで13秒を切れなかったんですよね。これが太め残りかな、という感じで、叩き良化型でもあるので、今回の方が良いのかなと思います。
いつもは一度使うと放牧、というパターンが多いんですが、今回は引き続き厩舎に残して太め解消のために、早め(の時期)からやりました。緩んでいたのが解消して、時計も出ていますので、今回は良い状態で行けると思います。
(馬体重は)いつもの馬体重になるんじゃないですか。前走は+2kgでしたが、お腹がふっくらしていましたからね。そのあたりは解消しているので、-2kgとか-4kgになっていると思います。
元々お母さんが短距離馬なんですよね。父が
ステイゴールドですから、1400メートルは許容範囲なんですが、身体を見ると短くしても良さそうな身体をしているんですよ。どちらかというと胴が詰まって幅のある馬で、体高は
ステイゴールドのように小さいですけども、体高がなくても幅がありますから、そういう馬って意外と短距離向きだったりしますしね。
今回が初めての1200メートル戦にはなりますが、早くから1200、1400メートルは良いんじゃないかと思っていました。
調教では特に工夫はしていません。同じです。
1200メートルですから、中団くらいを取りに行くのかなと思うんですよ。あの馬は瞬発力勝負の馬なので、それが最後に生きる展開になれば、中京の直線は長いですから合うと思うんですよ。
(枠は)どこでも良いと思いますよ。(相手関係は)以前負けた馬もたくさんいますし、自分の競馬が出来るかどうか、だと思います。
(距離が変わることを)馬に教えるのは難しいですよね。ですから、調教のパターンを変えたりもしていません。
インディチャンプにとってはスタートでしょうね。スタートが悪い時がありますからね。スタートが決まって、中団をキープできたら良いんじゃないでしょうか。
一応、1200メートルのGIを狙って使っていますから、そこを勝てば値打ちも上がりますし、ゆくゆくは種馬として期待していますから、何とか勝ってほしいと思っています。応援してください」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI