「
ドバイシーマクラシック・UAE・G1」(27日、メイダン)
2年ぶりに開催された競馬の祭典に、12頭が参戦した日本勢。残念ながら頂点に手は届かなかったが、シーマクラシックの
クロノジェネシスを筆頭に、ワールドCの
チュウワウィザード、ターフの
ヴァンドギャルド、
ゴールデンシャヒーンの
レッドルゼルが2着に食い込んで意地を見せた。
あと一歩、世界の頂点に及ばなかった。20年宝塚&
有馬記念の
グランプリW制覇を果たした
クロノジェネシスは惜しくも2着。海外初Vはならなかった。
道中は折り合いに専念し、手応え十分に直線へ。残り200メートルからは3頭のマッチレース。内に
ラヴズオンリーユー、外からは英国馬
ミシュリフが襲い掛かる。追い比べでしぶとく抵抗したが、最後は仏ダービー馬ながらダートのサウジCも制した“二刀流”
ミシュリフに首差屈した。
レコード決着が示す通りのハイレベルな一戦。日の丸を背負い、初の海外遠征ながらも大きな見せ場をつくった。北村友は「馬のリズムで行ったらあの位置取りになりました。3角からペースが流れて、いい感じで流れに乗れましたが、すぐ反応できず、最後は疲れてしまいました」と振り返る。
日本で熱戦を見守った斉藤崇師は「惜しかったですね。よく頑張ってくれました」とねぎらった。まずは帰国し、次なる戦いに向けて英気を養っていく。
提供:デイリースポーツ