Bコース替わり初週に行われるので、良馬場なら1分32秒台の速い勝ち時計が出ることも珍しくない一戦。しかし、同じく非常に速い時計が出る秋開催と違って洋芝がオーバーシードされている馬場のため、スピードだけで押し切るのは難しいという一面もある。
1.休み明けは苦戦
阪神開催だった11年を除く過去9年で、中9週以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[1-2-2-29]で複勝率14.7%。
マイルCSや阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、好走例は多くない。順調に使われている馬が中心になる。
2.ディープ産駒は不振
過去9年で
ディープインパクト産駒は[0-1-1-18]で複勝回収率が21%しかない。昨年は1番人気に支持された
プリモシーンが5着に敗れ、18年も1番人気の
グレーターロンドンが5着に敗れた。
3.大型馬の
パワーが活きる
昨年の勝ち馬
クルーガーは530kgで、一昨年の勝ち馬
フィアーノロマーノは540kgだった。また、18年は1着
ヒーズインラブが522kg、2着
キャンベルジュニア544kg、3着
ストーミーシーは520kg。17年は1着
ロジチャリスが560kg、2着
キャンベルジュニアが536kg、3着
グランシルクが506kg。毎年のように大型馬が活躍している。
カラテは2・3勝クラスで中山マイルを快勝しており、今回の条件替わりはプラスだろう。もし時計勝負になっても対応は可能であるし、近走の530kg前後の馬体重が示す通り
パワーも兼ね備えている。4連勝の期待は十分。