先週末の
高松宮記念で幕を開けた2021年春のGIシーズン。今週は、昨年3冠馬
コントレイルと短距離最優秀馬
グランアレグリアの対決に注目が集まる
大阪杯が開催されます。大きな波乱といえるのは9番人気の
アルアインが勝った2019年だけで、堅い決着になりがちですが、コンスタントに穴馬が馬券内に激走し好配当を演出しています。
さあ、毎週頭に重賞の中からnetkeibaのAI予想が注目した本命候補を紹介している当コーナー。2021年のGI開幕となった
フェブラリーSでは9番人気
エアスピネルを激走注目馬としてピックアップ。
金鯱賞では大波乱の主役
ギベオンを4番手評価とし3連複346倍的中を仕留めました。
今回も、枠順や当日の馬場状態予測などが反映されていない、あくまでも現時点での想定とはなりますが、
大阪杯の本命候補をご紹介します。
【単勝1倍台がなかなか勝てない状況を変えるか】
2017年からGIに昇格した
大阪杯。前述のように基本的には1〜3番人気の信頼度が高く、堅い決着になりがち。ただし、今年は京都競馬場が使えないぶん阪神開催が多く、馬場状態は例年と異なるため紛れが起こりやすい状況でもあるといえます。
今年の
大阪杯は、
コントレイルが単勝1倍台の1番人気、続いて短距離女王
グランアレグリアが追うという恰好。ただ直近の重賞では
弥生賞の
ダノンザキッドや
金鯱賞の
デアリングタクト、
阪神大賞典の
アリストテレスなど、単勝1倍台の人気馬が
チューリップ賞の
メイケイエール以来連敗中と、圧倒的な人気馬が敗れるケースが目立っています。その中で今回、netkeibaのAIが示した現時点の本命候補は、
コントレイルでした。
昨年の牡馬クラシック3冠馬で、8戦中敗戦は昨年の
ジャパンカップで
アーモンドアイの2着のみと、無類の強さを誇る
コントレイル。不安材料といえば、その
ジャパンカップ以来となることですが、3冠後、
阪神大賞典で逸走した
オルフェーヴルとは違い、気性も落ち着いています。
皐月賞は3か月半ぶり・
神戸新聞杯も4か月ぶりと間隔が空いても快勝しているので、久々でも問題ないでしょう。
また、例年より使われている阪神競馬場の馬場に、現時点(月曜)で日曜は雨予報。荒れた馬場への対応力はどうかというところですが、時計の掛かる馬場だった
皐月賞、
菊花賞と実績があり、こちらも問題ないと見ています。
コントレイルが単勝1倍台の圧倒的支持を受け、連敗を止める可能性は大。一方で、1〜3番人気の上位独占はこれまで一度もなく、必ず伏兵が馬券に入るため、ウマい配当を狙うにはヒモの選定がキーになってきます。週末にはAIの弾き出した最終決断を公開予定。お楽しみに。