4月4日に阪神競馬場で行われる
大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、GIIかつ別定戦として施行された2011〜2016年もデータの集計対象とした。
過去10年で最多となる10回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
マンハッタンカフェが続き、2回が
ブラックタイド、
ジャングルポケット、キングズベストとなっている。
ディープインパクト産駒は「4-2-4-18」。昨年は1人気
ダノンキングリーが3着、11人気
カデナが4着、5人気
ワグネリアンが5着、と上位人気から下位人気まで幅広く好走していた。2014年以降は少なからず1頭以上が3着以内に好走しており、GI昇格後も19年
アルアインが勝ち馬となっている。今年は上位人気を担う
コントレイル、
グランアレグリアほか、
アドマイヤビルゴ、
カデナ、
ギベオン、
レイパパレ、
ワグネリアンと7頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「1-0-0-3」。1人気に支持された18年
スワーヴリチャードは、向正面で後方2番手から一気に先頭を奪う大胆な騎乗が奏功し、自身にとっても初のGI制覇となった。今年は上位人気と目される
サリオスが出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-0-0-7」。13年
オルフェーヴルが1人気に応えて勝利しており、昨年は孫にあたる2人気
ラッキーライラックが
オルフェーヴルとの父娘制覇を果たしていた。GI昇格後に出走した直仔はいずれも8人気以下の人気薄でもあり、人気の有無が明暗を分けている印象は否めない。今年は
クレッシェンドラヴが出走予定。