スマートフォン版へ

【大阪杯】コントレイル 別次元 軽ーく促して好時計 福永「楽しみで仕方がない」

デイリースポーツ
  • 2021年04月01日(木) 07時00分
 「大阪杯・G1」(4日、阪神)

 態勢は整った。昨年無敗で牡馬クラシック3冠制覇を達成したコントレイルが31日、栗東坂路で最終リハ。外ラチ沿いを単走で軽快に駆け上がり、仕上がりの良さをアピールした。管理する矢作師は年頭に「今年はG1しか使いません」と宣言。主戦の福永も「今年、走るレースは負けずにいきたい」と気合が入る。今季初戦から圧倒的な強さを見せつけ、好発進を決めたい。

 やはりモノが違う。軽快かつ滑らかに栗東坂路を駆け上がったコントレイルの動きは、早朝のラッシュ時にあっても、周囲の馬とは一線を画していた。その動きを見て、疑念を抱く者はまず見当たらないだろう。

 開門から数分後。赤白の厩舎カラーを身にまとった青鹿毛の馬体が、ゴール目掛けてグングン加速する。それでも、決して無理はしていない。ラスト1Fで鞍上が軽く促すと、タイムは4F50秒6-37秒2-12秒3。余力十分に、この日の坂路で3番目に速い数字を軽々とはじき出した。

 騎乗した金羅助手は「テンの入りが予定よりも速くなったけど、最後は促す程度であの時計ですから。先生には“反応次第では少し追うかも”と伝えていましたが、あれで十分でしょう」と納得顔。30日の計量で馬体重は476キロ(前走時は456キロ)。「昨秋に比べて力強さが出たし、精神面も穏やかになってきた」と確かな成長を感じている。

 前走のジャパンCで初黒星。女王アーモンドアイの牙城を崩せなかったが、厩舎の番頭格・安藤助手は「やはり勝ち馬が強かったです。でも、コントレイル自身も非常にいい内容だったと思います」と銀メダルに胸を張る。

 ここは仕切り直しの一戦。「1回負けたこともあり、スタッフ全体が菊花賞前の独特な緊張感ではなく、普段のリラックスした感じです。馬にとって環境がいいし、落ち着いて臨めるのはいいと思います」と再スタートへ向けて明るい表情を見せた。

 主戦の福永も、終始リラックスムードだ。「プレッシャーはないです。ずっとコンビを組ませてもらっているし、知らないことはないので。楽しみで仕方がない。今年、走るレースは負けずにいきたいです」。21年、注目の初フライト。その視界は極めて良好だ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す