10日の新潟7Rで史上初となるJRA女性騎手ワンツーが決まった。2番人気
オパールシャルムが逃げ切り、藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本=が6Rに続いて連勝。2021年JRA5勝目、通算130勝目を飾った菜七子は「理想通りの競馬ができました」と笑顔。
ランランウイングで2着に続いた
永島まなみ騎手(18)=栗東・高橋康=は「逃げたかったんですけど、うまくいかずに藤田さんの方が速かった」と悔しがった。
この日は
古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作=も新潟に参戦。98年9月13日の中山2R(牧原由貴子、田村真来、板倉真由子)以来23年ぶり、JRA所属の女性3騎手による直接対決となった。実現した3、4、9Rでは藤田菜七子が14、11、12着、
永島まなみが15、12、11着。
古川奈穂が4、9、9着で、奈穂に“軍配”が上がった。
後輩との対戦に、菜七子は「今までは一人だったので、新鮮でしたね。これが当たり前のようになると思います」と話し、「2人とも真面目なので、もう少し
リラックスしてもいいのかな」とアド
バイスも。これを受けてまなみは「憧れだった藤田さんとご一緒できて、うれしかった。尊敬する部分が多く、少しでも近づきたい」と声を弾ませていた。
単独2位となる初Vからの5週連続Vが日曜へ持ち越しとなった奈穂は「少しお話しさせてもらいました。こういう機会を大切にしたいです」と大いに刺激を受けた様子だった。
提供:デイリースポーツ