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ニュージーランドT・G2」(10日、中山)
圧巻の強さだった。
バスラットレオンは好スタートから果敢にハナを奪うと、マイペースに持ち込む。直線に入っても脚色は衰えず、メンバー最速の上がりで後続を5馬身突き放して押し切った。
新馬勝ち以来のコンビとなった藤岡佑は「僕はつかまっているだけでしたね」と笑顔。「いつもスタートのいい馬。デビュー前から気持ちが前に向いている馬ですからね。ペースは思ったよりも楽でしたし、4コーナーを回った時の手応えも良かったです」と絶賛した。
デビュー7戦目でうれしい重賞初勝利。これまで朝日杯FS4着、
シンザン記念3着など、常に重賞路線で上位争いを演じてきた。このメンバーでは能力が一枚も二枚も上だった。鞍上は「直線では内側の馬場が悪かったので、いいところを選んで走る余裕がありました。本当に強かったですし、まだまだ上を目指せる馬です。G1でも当然やれると思います」と興奮気味に話す。優先出走権を獲得し、次走が予想されるNHKマイルC(5月9日・東京)でも、主役の座を譲るつもりはない。
提供:デイリースポーツ