現地時間10日、イギリスのエイントリー競馬場で“世界一過酷な障害競走”と言われるグランドナショナル(G3・ハンデ・障6907m・40頭立て)が行われた。
昨年は新型コ
ロナウイルスの影響で史上初の中止、今年が173回目の開催となった。
優勝したのは4番人気のミネラタイムズ(セ8)。鞍上の
レイチェル・
ブラックモア騎手は女性騎手としてグランドナショナル初優勝を果たした。
6.1/2馬身差の2着に最低人気タイのバルコデスフロス(セ10、A.
コールマン騎手)、さらに1.3/4馬身差の3着に2番人気エニーセカン
ドナウ(セ9、M.ウォルシュ騎手)が入った。
完走は15頭。1番人気クロースキャップ(セ9、T.スクダモア騎手)など25頭が競走中止となった。
ミネラタイムズ(Minella Times)は父
Oscar(
その父Sadler's Wells)、母Triptoshan、母の父
Anshanという血統。アイルランドのH.ブロムヘッド厩舎の管理馬。通算成績は19戦4勝で、今回が重賞初制覇。
2着のバルコデスフロスもH.ブロムヘッド厩舎の管理馬で、同厩舎は40頭中の3頭出しでワンツーを達成。アイルランド調教馬は上位5着までを独占した。