かつて
オグリキャップが勝った
ペガサスSの流れを汲む3歳重賞で、18年から
NHKマイルCの
トライアルとして施行時期が変更された。近年の勝ち馬から
ジャスタウェイ、
コパノリチャード、
ミッキーアイル、
レインボーライン、
ペルシアンナイト、
タワーオブロンドンと多くのGI馬が輩出されており、負けた馬からも
インディチャンプ、
ダノンスマッシュなど後にGIの常連になる馬は少なくない。
1.末脚が要求される
過去10年で、上がり3ハロン1位の末脚を使った馬は[4-2-3-1]で複勝率90.0%。複勝回収率は277%にも上る。速い末脚を使えないタイプは苦戦しがちで、上がり3ハロン6位以下で連対したのは、過去10年で19年1着の
イベリスのみ。
2.前走重賞組が中心
過去10年で、前走が重賞だった馬は[7-5-4-32]で複勝率は33.3%。一方、前走が1勝クラス(500万下)だった馬は[2-4-3-43]で複勝率は17.3%。施行時期変更後の勝ち馬3頭は、いずれも前走重賞だった。
3.休み明けでいきなり通用
施行時期が変更になった18年以降の3回で、中9週以上の休み明けだった馬は[2-1-1-5]で複勝率44.4%。対して、中4〜8週だった馬は[1-2-2-18]で複勝率21.7%、中3週以内だった馬は[0-0-0-7]。
ピクシーナイトは前走の
シンザン記念こそ逃げ切り勝ちだったが、それ以前の2戦は差して好走していた馬。今回は本番を見据えて控えてくるだろう。久々の一戦となるが、調教はきっちり乗り込まれており仕上がりは上々。相手関係も楽で重賞2連勝の期待は十分。