ブックメーカーの前売りで3番人気に推されていた
コンサートツアー(牡3、父
ストリートセンス)が、5月1日のG1
ケンタッキーダービーを回避することになった。同馬を管理するボブ・バ
ファート調教師が、明らかにしたものだ。
ゲイリーとメアリーのウェスト夫妻による自家生産馬
コンサートツアーは、今年1月15日にデビュー。サンタ
アニタのメイドン(d6F)、同じくサンタ
アニタのG2
サンヴィセンテS(d7F)、
オークロンのG2レベルS(d8.5F)と破竹の3連勝。
ケンタッキーダービーの有力候補に浮上した。
しかし、ダービーへの最終プレップとなった4月10日のG1アーカンソーダービー(d9F)で3着に敗れ、連勝がストップ。レース内容に満足できないバ
ファート師は、3週間で立て直すのは難しいとして、ダービーを断念。2週間後の5月15日に行われる3冠第2戦のG1
プリークネスSに、目標を切り換えることを決めたものだ。
ダービー歴代最多タイの6勝をマークしているバ
ファート厩舎は、今年の
ケンタッキーダービーに、G1サンタ
アニタダービー2着馬
メディナスピリットの1頭のみで臨むことになった。
(文:合田直弘)