安田記念の前哨戦で、古馬のマイル戦としては数少ないGII戦。12年に阪神最終週から京都開幕週に移動し9年間京都マイルで行われてきたが、今年は10年ぶりに阪神開催となる。
1.実績馬が強い
昨年は上がり馬の
ヴァルディゼールが3番人気で5着に敗れ、前年のマイル王
インディチャンプが完勝。18年は上がり馬の
モズアスコットが2番人気、
ロジクライが3番人気に支持されたがそれぞれ2、7着で、勝ったのはすでに
スワンS勝ちの実績のあった
サングレーザーだった。実績馬が貫録を見せる年が多い。
2.間隔が詰まっていると苦戦
過去10年で、中9週以上の休み明けだった馬は[4-5-9-35]で複勝率34.0%と上々。また、中4〜8週の馬も[6-2-0-25]で複勝率は24.2%ある。対して、中3週以内の馬は[0-3-1-59]で複勝率6.3%しかない。
3.前有利
今年に入ってから4月11日までに行われた阪神芝マイル(1勝クラス以上)の成績を4角位置取り別で見てみると、4角1番手の馬は[5-1-2-8]で複勝率50.0%と上々。4角の位置取りが下がるほど成績は下降していき、4角10番手以下は[1-4-0-41]で複勝率10.9%。
ケイデンスコールは今年に入って完全に復調しており、
京都金杯と
中山記念を連続好走。前々で立ち回れるようになっており、今回阪神にコースが替わるのは問題ないだろう。引き続き
岩田康誠騎手とのコンビで勝ち負けを期待したい。