待ちわびた蹄音――。昨年11月5日のシーズン最終決戦「
道営記念H1」以来、5ヵ月ぶりに始まった馬産地競馬の新年度シーズン。先週14日(水)開幕したホッカイドウ競馬・門別
グランシャリオナイター開催ですが、オープニングウイークから全国のファンの皆さんから昨年を大きく上回る関心を寄せていただき、開幕2日間の総発売額は12億1400万円余りまで伸び、前年比で143.6%、計画(予算)比では168.8%という大きな数字となりました。
昨年度は4月7日、全国に「緊急事態宣言」が初めて発出された直後で、社会全体を緊迫感が覆っていた状況でもありましたし、ナイター競馬をめぐる環境を振り返ってみても、同時刻帯の南関東ナイター開催が地元重賞メインの川崎開催であった一方、今年度は
JRA勢も参戦するダート
グレード競走「
東京スプリントJpnIII」がメイン競走の大井開催でしたので、ファンの皆さんの参加意欲が前年以上に高まり、全体的に数字を押し上げたのは間違いないところでしょう。
とは言え、
大井競馬場で
東京スプリントJpnIIIが行われ、参加人数が多かった(もちろん資金の多くを同競走に振り向けたファンの皆さんが多数だったと思われますが)門別
オープニングナイト14日より、開幕2日目の15日(木)の発売額の方が1億円近く上回ったことからすれば、門別ナイター開催に関心を寄せていただけるファンの皆さんも「全国で着実に増えてきているのでは?」と感じるところです。手前味噌なのかもしれませんが…。
ともあれ、全国のファンの皆様のおかげで昨年に続き“
ロケットスタート”を決められた門別
グランシャリオナイター競馬は2週目に入ります。今夜21日のメイン11Rは、社台スタリオン
ステーション入りした新種牡馬
ナダルの名を冠したJBC協会協賛のスタリオン・プレミアムシリーズ「
ナダル・プレミアム/A1〜A3・1800m外回り」。
一昨年の3歳時に
道営記念H1や遠征の盛岡・ダービー
グランプリM1を制した
リンノレジェンド、2016年
東京ダービー(大井2000m)7馬身差圧勝の古豪
バルダッサーレ、昨季重賞2勝の
クインズプルートに2017年の
道営記念優勝馬
ステージインパクト等々、実績十分の12頭が、5月4日(火・祝)
コスモバルク記念H2から始まる古馬重賞戦線に向け、どんな走りを見せてくれるのかに注目です。
21日メイン11R「
ナダル・プレミアム」の発走時刻は20時35分です。キャリーオーバー発生中で高配当も期待できそうな「SPAT4トリプル馬単」対象レースでもありますので、そちらも含め、是非ご注目ください!
(文:ひだか応援隊)