前哨戦5馬身差Vの
ディープボンドに注目したい。2連勝でGI初制覇なるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/2(日)
天皇賞・春(4歳上・GI・阪神芝3200m)
ディープボンド(牡4、栗東・
大久保龍志厩舎)は前走の
阪神大賞典で変わり身を見せて5馬身差圧勝。昨年、
日本ダービーで5着、
菊花賞で4着とクラシックで善戦していた素質馬が改めて底力を見せつけた。前走からの出来落ちはなく態勢は万全。
キズナ産駒初のGI制覇を期待したい。鞍上は
和田竜二騎手。
ウインマリリン(牝4、美浦・
手塚貴久厩舎)は前走の
日経賞で接戦をものにして、昨年の
フローラS以来となる重賞2勝目を飾った。今回は輸送に加えてさらなる距離延長と条件は甘くないが、
皐月賞を制覇し勢いに乗る
横山武史騎手とのコンビで戴冠を目指す。なお、牝馬による本レース制覇となると、53年レダ以来62年ぶり史上2頭目となる。
アリストテレス(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)は昨年の
菊花賞で2着の
エピファネイア産駒で、今年初戦の
AJCCで重賞初制覇。前哨戦の
阪神大賞典は7着と人気を裏切ってしまったが、この敗戦だけで見限るのは早計だろう。本番のここで巻き返しを期待したい。鞍上は
C.ルメール騎手。
その他、
日経賞で2着の
カレンブーケドール(牝5、美浦・
国枝栄厩舎)、2019年の
菊花賞馬
ワールドプレミア(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)、GII・2勝の
オルフェーヴル産駒
オーソリティ(牡4、美浦・
木村哲也厩舎)、
阪神大賞典の2着馬
ユーキャンスマイル(牡6、栗東・
友道康夫厩舎)、同舞台の
松籟S(3勝クラス)を3馬身差完勝した
ディアスティマ(牡4、栗東・
高野友和厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。