GW後半の門別
グランシャリオナイター開催は、きょう4日、あす5日の2日間。4日のメイン(最終)12Rではシーズン最初の重賞競走「第11回
コスモバルク記念H2」(1800m外回り、JBC協会協賛スタリオンシリーズ「生産者賞」=
ゴールドシップ賞)が行われます。
ホッカイドウ競馬では同競走の施行にあたり、
コスモバルクを引退までホッカイドウ競馬所属のまま
JRAや海外にも挑戦させ2006年
シンガポール航空国際カップGIで「地方所属馬初の海外GI制覇」を成し遂げるなど、長年にわたり公私両面で道営ホッカイドウ競馬の運営改善・人気回復などに多大な貢献をされ、去る3月19日に逝去された元ビッグレッド
ファームグループ代表・岡田繁幸さんを偲ぶ特別映像を放映するとのこと。もちろん中継番組等でも同時放映となりますので、ぜひ御視聴いただければと思います。
さて、大型連休中でいつも以上に全国から熱視線が送られるであろう「第11回
コスモバルク記念H2」ですが、注目は何と言っても大目標の「
道営記念H1」連覇へここから始動する前年王者・
クインズサターンでしょう。一昨年11月の浦和「第19回
JBCクラシックJpnI/2000m」に当時
JRA野中賢二厩舎所属で挑み、
チュウワウィザードの4着した実績を引っ提げて昨夏、門別に転入。A1下特別を無難に3連勝し、勇躍挑んだ昨季最終競走の古馬頂上決戦「第63回
道営記念H1/2000m外回り」を若武者・
落合玄太騎手とのコンビで圧巻の差し切りV。見事、ホッカイドウ古馬勢の頂点に立ってみせました。
昨季は余勢を駆って挑んだ
浦和記念JpnII8着を最後に休養入り。冬場を充電期間に充て、リフレッシュした状態で今季初戦を迎えます。オーナーサイドから今季も託された
安田武広師は「まだ速いところはそれほど行ってませんが、乗り込み量は十分で息もできてます。初戦から良い走りを見せてくれるだろうと期待しています」とコメント。坂路での最終追いでも昨年と同水準の時計をマークできており、シーズン初戦から王者らしい走りを見せてくれる可能性は十分なのではないでしょうか。
9頭立てながら、うち3頭が
道営記念優勝馬(
ステージインパクト=2017年、
リンノレジェンド=2019年、
クインズサターン=2020年)という豪華メンバーとなった第11回
コスモバルク記念H2の発走時刻は20時40分です。お見逃しなく!
(文=ひだか応援隊)