4日、
園田競馬場(晴 良)で行われたダート
グレード競走、第22回
兵庫チャンピオンシップ(JpnII 1870m)は
JRAの2番人気
リプレーザが差し切り、未勝利戦から3連勝で重賞初制覇を果たした。
JRA勢4頭が先行する中で
リプレーザは4番手を追走、勝負どころでやや前と離されたが再び差を詰め、直線は前を行く
ロードエクレール、
ゴッドセレクションを差し切った。勝ちタイム2分2秒5、騎乗した
幸英明騎手は前日の
かきつばた記念(名古屋)を
ラプタスで勝っていて、2日連続のダート
グレード競走勝利となった。
2分の1馬身差の2着は1番人気
ゴッドセレクション、3馬身2分の1差の3着は4番人気
ランスオブアース。4着
ロードエクレールで
JRA勢が上位独占、地元勢は
サラコナンの5着が最高だった。
リプレーザは父
リオンディーズ、
母サウスエンピリカル(母の
父マンハッタンカフェ)、
JRA栗東・
大根田裕之厩舎の管理馬。通算成績6戦3勝、重賞は初挑戦で初制覇。
レース後のコメント
1着
リプレーザ(
幸英明騎手)
「距離については少し心配していましたが、折り合いに不安のない馬なので何とか(距離は)もってくれないかなと思っていました。できればあの位置(3番手外)までは行っておきたかったですが、レース前はもう少し後ろになるんじゃないかと思っていました。1番人気の馬が前にいたのでマークして、早めにかわしに行けたらという気持ちで乗っていました。内にキツくモタれる癖があって加速できず少し置かれましたが、内ラチに行ったら手応えが戻ってきて良かったです。3コーナーでは少し怪しかったのですが、4コーナーで手応えが戻った時はいけるんじゃないかと思いました。
芝・ダートどちらでも走れるので、今後が楽しみです。(昨日の
かきつばた記念に続く交流重賞制覇は)強い馬ばかりに乗せてもらって有難い限りです。(無観客競馬で)画面越しにたくさん応援していただいて有難いです。これから
リプレーザは大きいところを勝ってくれると思います。応援よろしくお願いします」
(
大根田裕之調教師)
「ヒヤヒヤしましたが、最後は根性でねじ伏せてくれました。前走はダートの1400メートル戦に出る予定が除外になって、調子が良かったので芝1200メートル戦へ出走させたところ、速い上がりで勝ってくれました。ここも抽選になったんですが出走できました。距離は長くなった方が良いと思っていました。調子が良く、心配するところはなかったです。テンが速くなると思ったんですが、内にいると動けなくなってしまうかもしれないので、なるべく外めに出していつでもスパートできるように、と相談していました。思った位置は取れました。
3コーナー過ぎで前に置かれ加減になって、追いつかないかと思いましたが、最後は差し切ってくれました。若い時は内にモタれるのがひどくて、右回りばかり使っていました。今日は最後に苦しくなって右にモタれ加減でしたが、良い走りになっていると思います。これからどういうレースを選ぶかじっくり考えます。これからも
リプレーザは一生懸命走ってくれると思います。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI