阪神牝馬Sで重賞初制覇となった
デゼル(栗東・
友道康夫厩舎)。前走後は
ヴィクトリアマイル(5月16日・東京芝1600m)を目標に在厩で調整を進めており、今朝5日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
川田将雅騎手が跨り、CWコースでの3頭併せ。先頭が
ムーンビード、そこから3馬身ほど離れた位置に
ディヴィーナと続き、先頭とは1.5秒以上離れた最後方から追走したのが
デゼル。
先頭が6F標識区間から15秒を切るラップで入ったので、決して遅くないラップで道中を進めていく。5F標識からは13秒台を踏み、ラスト1F標識の手前あたりで前2頭へ並びかけていった。
ゴール前は
ディヴィーナが抜け出し、これについていくような形。ゴールでは同入くらいに見えたが、手応えはかなり楽。それでいて、6F79.8〜5F65.4〜4F51.5〜3F37.7〜1F11.7秒だから、やっぱりとんでもなく走る。
3歳時にはゲートオープンからの一歩目で真っすぐ出ることができないレースも多かったが、前走は真っすぐ出ている。このあたりが3歳時にはなかった力強さだと思うし、この中間は更にその安定感を増している。あとはG1での力関係、これに尽きるといった感じだろう。