「NHKマイルC・G1」(9日、東京)
ホウオウアマゾンは新コンビを組む
武豊を背に5日、朝一番の栗東坂路を駆け上がった。人馬の呼吸を合わせ、単走の馬なりで4F53秒6-38秒8-12秒4をマーク。初コンタクトの鞍上は「(4F)53、54と言われてピッタリ。動きがいい。乗りやすくて素直。特に気になるところは何もなかった」と好印象を持っていた。
動きを見守った矢作師も満足げ。「ユタカ君に状態を見てもらった。1週前に負荷をかけているので、馬なりで気分良く。馬の
バランスが良くなって、いい感じに推移している。状態が上がっているので楽しみ」と笑顔をのぞかせた。
朝日杯FSは9着に敗れたが、続く
アーリントンCを制し、再びG1獲りに挑む。「前走はようやく間に合ったかなという状態で使ったので、あの競馬には驚き。スッと好位につけられてセンスのいい馬。あれほどのジョッキーなので伝えることはない」と全幅の信頼を寄せる。
右足甲骨折により戦列から離れていた名手は、先週土曜阪神1Rの復帰初戦でいきなりのVを決め、メインレースも勝つなど、存在感を示した。もちろん、今回のパートナーのレースもチェック済み。「競馬が上手そう。スタートが良くて、好位で折り合う。ラストもしっかり、というイメージ。崩れたのは
朝日杯FSだけですから。騎乗馬がないと思っていたところ、声をかけてもらったのでいい結果を出したい」と力を込める。レジェンドがアマゾンとG1で完全復活をアピールする。
提供:デイリースポーツ