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プリークネスS しまい勝負なら日本馬に勝機も

デイリースポーツ
  • 2021年05月06日(木) 06時00分
 「魁!海外馬券塾」(5日)

 日本時間2日に行われたケンタッキーダービー・G1(米チャーチルダウンズ、ダート2000メートル)は、先手を取ったメディナスピリット(牡3歳、米国)がそのまま逃げ切った。1歳時にわずか1000ドルで売られた馬が、ゴドルフィン所有の1番人気エッセンシャルクオリティらを従えてゴールした場面は痛快だったが、激しい先行争いにならず好位につけた馬が上位を占めただけに、展開が味方をした印象もある。

 ダービー出走馬のうちおよそ半数と、別路線組の数頭が加わって争われるプリークネスS・G1(日本時間16日・米ピムリコ、ダート1900メートル)に、日本からはフランスゴデイナ(牡3歳、栗東・森)が参戦する。

 前走のUAEダービー・G2ではダッシュがつかず最後方から進み、馬群の内を進出して6着。後方追走からしまいの脚にかける戦法は、日本の3歳馬が海外のダート戦に挑む上では理にかなったものだ。スピードの持続力勝負で鍛えられた米国勢と先行争いをしては分が悪く、それらがバテたところを差すのが日本馬に勝機がある唯一の手段だと思っている。

 16年のプリークネスSに出走したラニは最後方から差のない5着まで追い上げ、道中で同じような位置にいた馬が2着になった。年によってはシンガリ一気でも通用するのが、このレースと言える。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

提供:デイリースポーツ

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