昨年の
愛知杯(GIII)など重賞3勝をあげた
デンコウアンジュ(牝8、栗東・
荒川義之厩舎)は、7日付けで
JRAの競走馬登録を抹消された。今後は北海道浦河町の三嶋牧場で繁殖馬となる予定。
デンコウアンジュは
父メイショウサムソン、
母デンコウラッキー、母の
父マリエンバードという血統。
2015年10月、デビュー2戦目の2歳未勝利戦で初勝利をあげると、続く
アルテミスS(GIII)も12番人気で連勝。重賞初制覇を果たす。
その後しばらくは勝ち星から遠ざかったが、2017年5月の
ヴィクトリアマイル(GI)では11番人気ながら2着と激走。
そして2019年4月の
福島牝馬S(GIII)で約3年半ぶりの勝利を果たしたのに続き、昨年1月の
愛知杯でも勝利。キャリアを通じて1番人気に推されたことがない中で重賞3勝を積み重ね、しばしば穴党ファンを喜ばせた。
通算成績は39戦4勝。獲得賞金は2億2509万円。3月13日の
中山牝馬S(GIII・6着)がラストランとなった。
(
JRAのホームページより)