東京11Rの第26回
NHKマイルカップ(3歳GI・芝1600m)は2番人気
シュネルマイスター(C.
ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒6(良)。ハナ差の2着に7番人気
ソングライン、さらに2馬身半差の3着に1番人気
グレナディアガーズが入った。
シュネルマイスターは美浦・
手塚貴久厩舎の3歳牡馬で、父
Kingman、
母Serienholde(母の父
Soldier Hollow)。通算成績は4戦3勝。
レース後のコメント
1着
シュネルマイスター(C.
ルメール騎手)
「良かったです。すごく嬉しいです。私は去年(このレースで)2着でしたが、今日はハナ差で勝てて本当に嬉しいです。馬にプレッシャーはかけたくありませんでした。良いスタートを切りましたが、馬には忙しいペースでしたが、だんだん流れに乗ってくれました。呼吸も手応えも良かったです。エンジンがかかるまでに時間はかかりましたが、前に池添騎手の馬(
ソングライン)がいたのも良かったです。2着馬は内にモタれたところがあったので、少しだけ交わすことが出来ました。ゴールでは届いて良かったです。まだ柔らかい馬で子供っぽいところはありますが、能力は絶対あると思います。さらに
パワーアップしたらハイレベルで勝てると思います」
(
手塚貴久調教師)
「ホッとしました。チャレンジでしたから、結果が出て良かったです。馬体重は変わりませんでしたが、体は締まっている印象がありました。レースは
ルメール騎手にお任せしたので、レース前には何も話はしていません。スタートはまずまず出てくれました。道中の位置は考えていた通りの位置でしたが、レースのペースが速く、手応えが少し余裕がないのかなと思いました。それでも騎手のアクションに応えてくれる馬なので、最後は伸びてくれるだろうと思っていました。
ソングラインの2着かなとも思いましたが、よく最後の一完歩で届いてくれたと思います。ドイツ産で日本にない血統の馬ですが、GIを勝てた事はこの馬の未来にとって明るいことです。このレースが春の最大の目標だったので、今後はオーナーと相談して決めますが、まだ完成されていない体つきで、少しゲートの中でチャカついていたくらいで大人になり切れていないところもあるので、その意味で将来に向けて楽しみは大きいと思っています」
2着
ソングライン(
池添謙一騎手)
「返し馬の感じは、フットワークがキビキビしていて、牧場から厩舎でしっかりケアしてくれたのが伝わってきました。良い状態でレースへ向かえました。レースでも良いポジションを取れましたし、3コーナーで外に振られるロス以外は上手くいきました。(最後の直線で)一旦は抜け出しましたが、最後の最後に左手前に戻して、そこから苦しくなりました。ハナ差だけに悔しいですが、この馬の力のあるところは見せられました」
(
林徹調教師)
「
桜花賞の結果(15着)は結果として、今日はこれだけワクワクできる競馬をしてもらって、池添騎手に感謝しかありません。この結果でこれからは責任重大になると思いますが、頑張っていきたいです」
3着
グレナディアガーズ(
川田将雅騎手)
「馬場を選んで走らせるプランでした。良い状態で競馬を迎えることが出来て、レースでもよく辛抱して走ってくれました。よく1600mでも頑張ってくれました」
4着
リッケンバッカー(
横山武史騎手)
「ペースが速いせいで、ついて行けない感じで後方からになりました。それでも終いは伸びてくるのですから力があります」
5着
ロードマックス(
岩田望来騎手)
「ゲートを五分に出て勝ち馬の後ろの位置につけられました。課題だった折り合いもクリアして直線で確実に脚を使ってくれました。今後の成長に期待したいです」
6着
タイムトゥヘヴン(M.デムーロ騎手)
「スタートを上手く出て良い所を進むことが出来ました。ただ勝負どころで前が狭くなりました。まだこの馬は気持ち的に狭い所に入って行けません。その後はジリジリ伸びたのですが」
7着
アナザーリリック(
津村明秀騎手)
「キャリア4戦目で、こんなに速い時計で走ったことはなかったですが、競馬は理想通りの位置で、折り合って行けました。最後も食らいついていこうとしていましたし、秋が楽しみです。距離はもう少しあっても良いと思います」
10着
ルークズネスト(
幸英明騎手)
「4コーナーまではイメージ通りでしたが、直線に向いてから手応えがなかったです。こんな馬ではないのですが...。巻き返せると思います」
ラジオNIKKEI