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【ヴィクトリアM】グランアレグリア、主役譲らない 前走4着も得意舞台で反撃に自信

デイリースポーツ
  • 2021年05月11日(火) 14時30分
 「ヴィクトリアマイル・G1」(16日、東京)

 グランアレグリアが走り慣れた舞台で5つ目のタイトルを狙ってきた。今季初戦の前走・大阪杯は初の2000メートル挑戦が話題となったが、4着という結果に終わった。藤沢和師は「道中は折り合い良く、競馬は上手だった。手応え的にも良かったけど、追ってから(雨で緩んだ馬場で)踏ん張りが利かなかったね」と急激に悪化した馬場に敗因を求めた。

 前走後はこれまで通り放牧に出て、4月28日に美浦に帰厩。そこからは坂路とコースを併用しながら順調に調整されてきた。1週前追いもリラックス十分の走り。杉原(レースはルメール)を背に美浦Wで6F81秒9-12秒7(馬なり)。シハーブ(5歳2勝クラス)を大きく前に見ながらピタリと折り合い、きっちり並んだところがゴール。弾むようなフットワークに、ピカピカの毛ヅヤからも、出来落ちは見られない。

 トレーナーは「以前は馬が勝手に走って調教師いらずだったけど、今はおとなしいもの」と、直線でしっかりと馬体を併せる調教が消化できたことに納得の表情。「順調ですよ。馬は落ち着いているし、完成の域に入っている。改めてマイル戦に戻して。東京ならいいんじゃないかな」と、仕切り直しの一戦に自信をのぞかせた。

 2020年はアーモンドアイを撃破した安田記念を皮切りに、スプリンターズS→マイルCSと3連勝を果たし、最優秀短距離馬の称号を得た。最も得意とする舞台で牝馬限定戦とあれば、主役の座は譲れない。

提供:デイリースポーツ

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