「
日本ダービー・G1」(30日、東京)
大一番を前に急上昇だ。
毎日杯2着の
グレートマジシャンは26日、美浦Wに登場。道中は大きく先行する
ユナカイト(5歳2勝クラス)を見ながら運び、3角手前から徐々に距離を詰めていく。直線で仕掛けられると鋭く反応して、5F65秒7-37秒9-12秒1のタイムで半馬身先着を決めた。
宮田師は「1頭だとフワフワするので遠目に馬を置き、タイミング良く併せるという指示。遊んだりムキになったりと子どもっぽい面はあるけど、きょうは抜け出してからも集中して走れていましたね」と満足げにうなずいた。ここにきて心身ともに大幅な成長を遂げている。「人が思っているより馬が
パワーアップしている」と手応えをつかんだ。
厩舎開業2年目でのG1初出走がダービーに。「やることは変わりません。ダービーウイークを楽しむつもりでやっていますよ」。40歳の若き指揮官が、最高峰の舞台で存在感を発揮する。
提供:デイリースポーツ