30日、東京競馬場で行われた
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、中団でレースを進めた
福永祐一騎手騎乗の4番人気
シャフリヤール(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)が、直線で狭いところをこじ開けて進路を確保。先に抜け出していた1番人気
エフフォーリア(牡3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)に内から並びかけて競り合い、これをハナ差下して優勝した。勝ちタイムは2分22秒5(良)。
2着
エフフォーリアから1.1/4馬身差の3着も3頭の接戦となったが、9番人気
ステラヴェローチェ(牡3、栗東・
須貝尚介厩舎)に軍配が上がった。4着は3番人気
グレートマジシャン(牡3、美浦・
宮田敬介厩舎)、5着は2番人気
サトノレイナス(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)。
勝った
シャフリヤールは、
父ディープインパクト、
母ドバイマジェスティ、その父
Essence of Dubaiという血統。前走の
毎日杯を勝ったあとは
皐月賞に向かわずダービーに狙いを定め、ここまで無敗の
エフフォーリアを見事に破って2018年生まれのサラブレッド7398頭の頂点に立った。鞍上の
福永祐一騎手は昨年の
コントレイルに続くダービー連覇(史上3人目)となった。
【
福永祐一騎手のコメント】
正直良い騎乗ができたとは思えない中、馬が非常に頑張ってくれて勝利を勝ち取ってくれたと思います。馬の力が素晴らしかったです。
(道中は)いいスタートを切れましたし、1コーナーに入るまで取りたいポジションを取れましたので、これならと思いましたが、そこからペースがすごく遅くなって動きのある競馬になり、インコースに押し込められる形になって動くに動けない厳しい状況になりました。それでかえって脚をためるしかなくなりましたので、極限まで脚をためることに専念しました。
(直線は)一度外に行ったもののスペースがなく内に戻るというような、馬には負担がかかる進路どりになりましたが、残り300mあたりで進路を確保してからの伸びは素晴らしかったです。前が抜けていたので捕まえるのは困難かもと思いましたが、素晴らしい瞬発力を見せてくれました。
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日本ダービーダイジェスト>
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