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【安田記念】グランアレグリア死角なし 女王の貫禄!史上3頭目の連覇へ状態問題なし

デイリースポーツ
  • 2021年06月01日(火) 18時35分
 「安田記念・G1」(6日、東京)

 G1馬6頭をはじめ、今年も多彩な顔触れがそろった春のマイル王決定戦。グランアレグリアは、2020年アーモンドアイを撃破した舞台で、G1・6勝目、グレード制を導入した84年以降で史上3頭目の連覇を狙う。

 グランアレグリアが得意の舞台で再び君臨する。東京マイル戦は〈4・0・0・1〉。唯一の着外は4位入線も5着降着となった19年のNHKマイルCだけ。20年の安田記念ではアーモンドアイに2馬身半差をつける圧勝劇を演じ、前走のヴィクトリアMでも後続に4馬身差をつけ、格の違いを見せつけた。

 この中間は美浦で調整。21日に左前脚の蹄球部を気にするそぶりを見せたため、大事を取って翌日は厩舎で様子を見たが、23日には問題ないことを確認。26日から坂路入りして調整を行っている。1週前追い切りは美浦坂路で4F56秒7-13秒4(馬なり)。30日には同坂路で4F59秒6-14秒5、4F55秒3-13秒2と2回駆け上がった。フットワークは軽くて、しなやか。馬体減りもなく、好調を維持している。藤沢和師は「1度使ったあとだから、調整はしやすく順調」と話し、中間のアクシデントについては「脚の状態は、不安があれば使わないから」と問題なしを強調。「2歳のころからよく頑張ってきてくれたし、ここも期待している」と高い能力を信頼する。

 牡馬の猛者も集まる春のマイル王決定戦。ルメールは「アーモンドアイも昨年負けた。難しい大変なレース。いい馬がいっぱいいる。改めてトップコンディションが必要です」と気を引き締める。「ただ、前回が楽勝で無理していなかった。パワーがまだ残っているし、追い切りもエンジョイしている。彼女は調教は楽だと思っているし、競馬も楽。ずっと走りたいと言っている」と、もちろんパートナーに寄せる期待は大きい。

 グレード制を導入した84年以降、連覇を達成したのはヤマニンゼファー(92、93年)、ウオッカ(08、09年)の2頭。さらに同一年度のヴィクトリアMとのG1連勝は09年ウオッカのみだ。偉業達成へ。20年の最優秀短距離馬は、歴史的な名馬への歩みを止めない。

提供:デイリースポーツ

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