「
安田記念・G1」(6日、東京)
慎重に態勢を整えてきた。道悪が響き、5着に敗れた
大阪杯からの巻き返しを狙う
サリオスは2日、美浦Wで
ノックオンウッド(3歳1勝クラス)を2馬身ほど追走。ゆったりとした流れの中でも折り合いを欠くことはなく、直線は持ったままで内から差を詰め、併入でフィニッシュした。
5F71秒0-40秒9-12秒2。動きを見届けた堀師は「1週前(5月27日)に長めから強めに追い切りました。先週の時点で心肺機能はできているかなと。今週は右手前の変換を確認しましたが、2回目で程なく変えることができたので、上出来だったと思います」と満足げに話した。
前走後は短期放牧でリフレッシュ。この中間はウイークポイントの矯正に努めてきた。「右トモを積極的に治療して、今回は馬体重も増えて戻ってきたので調整はしやすかった」とトレーナー。美浦へ帰厩後は「特に追い切った後、右トモ(の疲れ)が回復してから次の追い切りをするようにしてきた」と慎重に段階を踏み、万全の準備を施した。
東京芝は4戦3勝、2着1回。唯一の敗戦が20年のダービーとコース実績は文句なしだ。「東京1600メートルは能力を出すのには問題なく、いい訳ができないレース」と指揮官の期待も大きい。レース直前まで体のケアに努め、
朝日杯FS以来となる待望のG1タイトルを目指す。
提供:デイリースポーツ