5日に中京競馬場で行われる
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は[21-11-12-56]。出走頭数も延べ100頭と多いが、次点の
ハーツクライ(延べ73頭)と比較しても勝利数の差は歴然となっている。重賞においても21年
金鯱賞で最低人気の
ギベオンが逃げ切り勝ちを収めるなど存在感を放つ。同産駒からは
サトノソルタスが出走を予定している。
ワークフォース産駒は[1-0-0-1]、キングズベスト産駒は[1-0-1-1]。
ワークフォースはキングズベスト直仔の後継種牡馬で、どちらも出走頭数が少ないとはいえ、いずれも2勝クラス以上の特別戦で好成績を残していることには気を配るべきだろう。前者には
ペプチドオーキッド、後者には
ショウナンバルディが該当。
ステイゴールド産駒は[3-1-1-8]。勝率23.1%は産駒が延べ10頭以上出走した種牡馬のなかでは最高値となり、20年
ケフェウスS(4人気
トリコロールブルー)、21年
都大路S(7人気
マウントゴールド)とオープン特別やリステッド競走を人気薄で制している。同産駒からは
アフリカンゴールドが出走予定となる。
ハービンジャー産駒は[1-2-2-23]。データ集計期間内に連対した3頭はいずれも牝馬で、性別では牡馬[0-0-2-11]、セン馬[0-0-0-1]、牝馬[1-2-0-11]という内訳になる。同産駒からは
ヒンドゥタイムズ、
ブラストワンピース、
ペルシアンナイトと上位人気が予想される牡馬が多いだけに、どういった結果になるのか興味深い。