東京11Rの第71回
安田記念(3歳以上GI・芝1600m)は8番人気
ダノンキングリー(
川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒7(良)。アタマ差の2着に1番人気
グランアレグリア、さらに半馬身差の3着に4番人気
シュネルマイスターが入った。
ダノンキングリーは美浦・
萩原清厩舎の5歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母マイグッドネス(母の
父Storm Cat)。通算成績は12戦6勝。
レース後のコメント
1着
ダノンキングリー(
川田将雅騎手)
「素晴らしい走りをしてくれました。これまで沢山共に競馬をしてきましたし、ずっと見ていましたし、今日乗るにあたり色々とイメージする中で競馬を迎えましたが、返し馬の雰囲気が正直あまりいい感じではなかったので、色々その後対応しながら競馬までの時間を過ごしました。
道中のリズムが良かったことで、後肢の動きも良かったので良い雰囲気で脚を溜めることができ、直線もこれなら動いていけるという感触を得ながら4コーナーから直線を向くことができましたし、その通りの良い動きをしていたと思います。
GI制覇を期待して僕が手綱を任せていただき、こうやってオーナーにGIを届けることができて良かったです。
元々能力の高い馬、中々GIで結果を得ることはできませんでしたが、こういうメンバー相手でも勝ち切れる能力の高さがこの馬本来の姿だと思います。
素晴らしいメンバーの中で勝つことができましたし、この後もこの馬らしく歩みを進められればと思いますので、また走る時楽しんでいただけたらと思います」
(
萩原清調教師)
「GIでも2着があって、どこかでGIを取らせてあげたいと思っていましたから、ホッとしています。ジョッキーが現状の力を把握して、その能力を十分に発揮してくれました。
今日の勝因はジョッキーの好騎乗です。馬自体は昨年より少し大きくなったかなとは思いますが、大きな変化は感じません。距離については対応できると思いますが、まだ本来の適性はつかめていません」
2着
グランアレグリア(C.
ルメール騎手)
「手応えが前回と全く違っていました。スタートから良いポジションを取れませんでした。呼吸的にも苦しそうでした。直線も反応が普段より遅かったです。それでもポテンシャルは凄いですし、ラストは良く来てくれました」
3着
シュネルマイスター(
横山武史騎手)
「現状、力は発揮できたと思います。調教でまだ緩い所もありますし、成長の余地を残しています。今後がとても楽しみです」
4着
インディチャンプ(
福永祐一騎手)
「ちょうど
ラウダシオンの後ろで我慢していましたが、少し力んだかもしれません。何とか我慢させて直線に向いて、もう少しだったのですが...」
5着
トーラスジェミニ(
戸崎圭太騎手)
「ハナでもと思っていましたが、内から来たので2番手に控えました。リズム良く行けましたし、手応えも良かったです。この馬のしぶとさを出せたと思います」
6着
カデナ(
武豊騎手)
「自分のレースに徹しました。思ったよりついて行けましたし、最後も良い伸びでした」
7着
ダノンプレミアム(
池添謙一騎手)
「良いスタートを切って、無理せずハナを切った馬の後ろで我慢できました。レースの形としては悪くなかったです。ただ
ゴーサインを出してから、抱え込めていた割にジリジリとした反応でした」
8着
サリオス(
松山弘平騎手)
「スタートでトモの踏ん張りがきかず、体がついてこなくて取りたいポジションが取れませんでした。もう少し好位で脚を溜めたかったです。厩舎のスタッフの方々がうまく調整してくれたのですが、申し訳ない結果になってしまいました」
9着
ギベオン(
西村淳也騎手)
「スタートも良かったですし、マイルもこなしてくれました。ラストは少し疲れてしまいました」
10着
ケイデンスコール(安田隆行調教師)
「これがGIの壁でしょうか。道中いい感じで
グランアレグリアの外から運べました。4コーナーでも勝ち馬と同じ位置でした。しかしここから突き放されました」
12着
カテドラル(
田辺裕信騎手)
「流れが遅いのに全体時計が速く、上がりも速く、そういった経験がない分踏ん張れませんでした」
14着
ラウダシオン(M.デムーロ騎手)
「展開的には凄く上手くいったのですが、直線はこの馬場に脚を取られてしまいました」
ラジオNIKKEI