13日(日)東京競馬場で行われる
エプソムカップ(GIII)に出走予定の
ザダル(牡5、美浦・
大竹正博厩舎)について、追い切り後の松浦達彦調教助手のコメントは以下の通り。
(長期休養明け。ここまでを振り返って)
「8ヶ月休養しましたが、この間に不安のある部分を手術して取り除いたので、そのぶん脚元の負担も軽くなり、いつも以上に負荷をかけることができました。そのなかで、休み明けですがしっかり仕上がってきたという感じがあります」
(ここにきて良くなってきたという手応えは)
「もともと体幹の良い馬で、そこにいい筋肉がついてくればさらに良くなってくるかなと思っていたので、成長が追いついてきた感じです。この休養期間がいい成長を促す期間にもなったので、それに伴って馬も充実していると思います」
(今朝の最終追い切りについて)
「先週は長めからしっかり、心肺に負荷をかけるような追い切りでした。今週は終いの反応をしっかりみて、整えるくらいの程度でという指示のもとで行いました。騎乗した
石橋脩騎手も『先週に比べて素軽くなっているし息遣いも良くなっている』と話していました」
(現状の仕上がりは)
「ここまで長い休養期間というのも初めてで、申し分なく仕上げてきましたが、やってみないとわからないという部分もあるかなと思います」
(東京1800メートルというコースについて)
「いつも最後は一生懸命走ってくれる馬ですし、東京でも好成績を残していて相性もいい競馬場ですので、その点に関しては特に心配することはないと思います」
(レースへ向けて)
「重賞をひとつふたつ勝ってもらいたいという期待を込めながらいつも調教しています。ここを起点に、これから先に大きな舞台に立てるように、今回頑張ってくれればと思っています。今回のレースも競馬場にお客さんが入って応援してもらえるということで、
ザダルが走る姿を多くの方に見ていただけるのは嬉しいことです。その中で結果を残せればいいですね」
(取材:小塚歩)
ラジオNIKKEI