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宝塚記念・G1」(27日、阪神)
グランプリ3連覇へ、確かな一歩を踏み出した。ドバイSC2着以来となる
クロノジェネシスは9日、栗東CWで単走。厩舎所属の団野が北海道滞在中で乗れないため、福永(レースはルメール)がまたがる異例の追い切りとなった。
道中はピタリと折り合いをつけ、ラストはダイナ
ミックなフォームで駆け抜けた。6F84秒3-37秒8-11秒9に、鞍上は「さすが、いい馬。
バランスがいいし、牝馬らしからぬ
パワーがある」と秘める力を絶賛。見届けた斉藤崇師は「(帰厩後)1本目ということもあってスイッチがまだ入っておらず、重い部分があると(鞍上と)相談してやりました。これで良くなってくると思うし、馬が自分で(体を)つくるから心配する必要はない」と力強くうなずいた。
初の海外遠征を経て、「ひと回り成長した」と、師をうならせる進化を遂げた才女。再び待つ栄光へ、徐々にギアを上げていく。
提供:デイリースポーツ