「ユニコーンS・G3」(20日、東京)
重賞初制覇を目指す
ゲンパチフォルツァは、今回と同舞台の青竜Sを快勝。その内容は優等生そのものだった。スタートを決めると、行きたい馬を先に行かせて2番手をキープ。直線では追いだしを待つ余裕を見せつつ、最後は着差以上に余裕を残してフィニッシュした。
それまでの2勝は1200メートルで挙げたものだけに、初のマイル戦Vは大きな収穫だ。堀井師は「外枠からすんなり好位からの競馬ができた。前走みたいにゆったり走れれば距離は持つと思う」と評価する。この中間もすこぶる順調。「2週続けていい動きだったよ。すごく良くなっているし、順調に仕上がったね」と体調面に太鼓判を押した。
年明け1月の新馬戦を勝ち上がった当時から「器は大きい」と高評価を与えられてきた。「まだ自分の競馬が定まっていないから、なるべく
リラックスして走れれば」と指揮官は好走の鍵を挙げる。20年の
カフェファラオを含め、過去10年の勝ち馬のうち、7頭が後にG1ホースとなっている登竜門。ここを制し、スターダムへのし上がりたい。
提供:デイリースポーツ