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宝塚記念・G1」(27日、阪神)
悲願のタイトル獲りへ。
カレンブーケドールは23日、美浦坂路で4F53秒1-38秒6-12秒7。単走で派手さはないものの、活気十分な動きで状態の良さをアピールした。動きを見守った国枝師は「馬の様子を見ながらやった。楽に動けたと思います」と合格点を与えた。
天皇賞・春はレコード決着の3着。3番手から早めに逃げ馬をつかまえに行き、最後までしぶとく粘った。師は「距離がどうかと思ったけど積極的な競馬をして頑張ってくれました」と評価。初距離でも存在感は示した。今回は重賞で2度連対のある2200メートル戦。「十分にこなせると思ってますよ」と前向きな姿勢を見せた。
前走は480キロと過去最高馬体重で出走だったが、「今回も同じくらいになると思いますけど、本当にしっかりしてきた。崩れないし、へこたれなくなってますね」と体質強化を感じ取る。5歳にして成長曲線は上昇カーブを描いている。
G1で3度の2着はあるものの、2勝馬で重賞は未勝利。引き続きコンビを組む戸崎圭は「G1でもしっかり走って力は証明してるので、あとは1着でゴールを駆け抜けるだけ。その手助けを僕ができたらいいなと思います」と力を込める。
クロノジェネシス、
レイパパレの影に隠れているが、第3の牝馬が一気に頂点へ突き進む。
提供:デイリースポーツ