現地時間25日、チリの
サンティアゴ競馬場でアルトゥロ・
ライオン・ペーニャ賞(2歳牝・G1・芝1600m・8頭立て)が行われた。
好スタートからまず先手を取ったのが、
シーキングザダイヤ産駒の3番人気
ヴィータダマンマ(Vita Da Mamma、牝2、J.ゴンサレス騎手)。道中一旦は他馬に先頭を譲るも、4コーナーで再び後続を突き放す。
後方から内を突いて追い込んだ1番人気ワ
イナダマス(牝2、J.メディーナ騎手)が追いすがるもこの追撃も退け、1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分37秒38(不良)。
勝ち馬から10.1/2馬身差の3着には、8番人気ネヌ
ファールアズール(牝2、J.ヴェルガラ騎手)が入った。
ヴィータダマンマは母Testarudala、母の
父Stukaという血統。チリのS.インダ厩舎の管理馬。通算成績は4戦2勝。デビュー戦を制したのちにG3で3着、G2で4着という戦績だった。
シーキングザダイヤは
父Storm Cat、母は日仏G1馬
シーキングザパール、
その父Seeking the Goldという血統。現役時代は
JRA・栗東の
森秀行厩舎に所属。ダート重賞3勝、芝重賞2勝をあげたほか、GI級競走で9度の2着があった。通算成績は30戦7勝。
2008年に日本の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬入り。その後アメリカを経て、現在はチリで種牡馬生活を送る。
今回で7頭目の産駒によるG1制覇で、本競走は2016年のサ
ロナに続く2勝目。他に日本との関わりでは、2013年に
カレンブーケドールの
母ソラリアが本競走を制している。
※馬齢は現地表記に準ずる。